第14期服部奨学生 若手難民研究者奨励賞受賞のお知らせNew

安齋 寿美玲 ANZAI, Sumire
京都大学大学院医学研究科 
人間健康科学系専攻
先端看護科学コース 修士課程2回生

難民研究フォーラム
REFUGEE STUDIES FORUM
若手難民研究者奨励賞

研究テーマ「在日クルド人難民における母子保健医療ニーズの実態」

<本人コメント>
私は埼玉県蕨市の保健師として約4年勤務したあとに大学院に進学し、現在は、前職で感じた疑問を解消するため、日本で暮らすクルド人難民母子の健康ニーズに関する研究を行っています。蕨市と隣りの川口市には、日本最大のクルド人コミュニティである『ワラビスタン』があり、そこに住む多くのクルド人の方が日本で難民認定申請をしています。保健師として勤務するまで、難民の方が日本にいるということすら知らなかったのですが、在日難民の方たちのおかれている状況に問題意識を感じ、研究に取り組みたいと考えました。
その研究について、この度大変ありがたいことに、第10回若手難民研究者奨励賞 をいただくことになりました。
日本国内で在日難民の健康や医療に関する研究に取り組む研究者はほとんどおらず、私自身、手探りの状態で研究を進めています。今回難民研究の専門家の先生たちに評価いただいたことが大変嬉しく、また、励みになりました。先日出席した授賞式では、日本の難民研究の第一線で活躍する研究者たちや難民問題に取り組むNPO職員の方たちの前で自分の研究を発表し非常に緊張しましたが、様々な視点からたくさんの助言をいただき、学びの多い時間でした。
私の保健師としての経験や、今大学院で学んでいる助産学の知識・スキル、そして現在取り組んでいる研究が、在日難民の方の健康に役立つと信じて今後も頑張りたいと思います。

2022年07月16日 第14期服部奨学金授与式にて瀬田理事長と記念写真